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*にしヨーロッパのだいせいどうけんちく*

*しゅってん:フリーひゃっかじてん『ウィキペディア(Wikipedia)』*

*ノートルダムだいせいどう(パリ)のにしのファサード*

*にしヨーロッパのだいせいどうけんちく**とは、にしヨーロッパにてんけいてきにみられる**せいほうきょうかい**の**だいせいどう**のけんちくとないぶのこうせいのがいせつである。なお、にしヨーロッパのだいせいどうにも、それぞれここのけんちくれきがあるので、いかのきじゅつはいっぱんてきなものであり、すべてのだいせいどうのけんちくこうぞうにあてはまるわけではない。**とうほうきょうかい**・**せいきょうかい**のものについて、ひがしヨーロッパ・ちゅうとうのものについては**ビザンティンけんちく**・**とうおうしょこくのビザンティンけんちく**・**ロシアけんちく**をさんしょう。*

*もくじ*

[*へんしゅう*] *せっけいず*

*にしヨーロッパのだいせいどうをへいめんずにあらわすとほとんどのばあい、みろう(とうざい)とつばさろう(なんぼく)がこうさしてじゅうじがたをえがく。つばさろうはおおきくとっしゅつしなかったり(れい:**ヨークだいじいん**)、がわろうのむこうにつきださなかったり(れい:**アミアンだいせいどう**)するばあいもある。*

[*へんしゅう*] *ちゅうしんせん*

*つうじょう、ちゅうしんせんはとうざいほうこうにおかれる。がいそうにおいてはにしのしょうめんに、ないそうにおいてはひがしのはじにじゅうてんがおかれる。きょうかいやだいせいどうのすべてがげんみつなとうざいじくをけんじするわけではないが、そのばあいにおいても、にしがいりくちでひがしがおくというじょうけんはまもられる。*

[*へんしゅう*] *すいちょくせいのじゅうし*

*つうじょうはがいかんに、かみがたへとのびるけんちょなとくちょうがある。ドームであったり、ちゅうおうのとうであったり、にしの2つのとうであったり、あるいは**シュパイヤーだいせいどう**のようにとうざいりょうたんにとうがあるばあいもある。とうには、ピナクル(しょうせんとう)やスパイア(とがあたま)やちいさなえんがいがふぞくしているばあいがある。*

*トレサリー*

[*へんしゅう*] *にししょうめん*

*にししょうめんはがいかんでもっともそうしょくてきなぶぶんである。ぎょうれつせいかいりくちのかずは3つがおおく、ちょうこくやいしのトレサリーではなやかにそうしょくされている。**ファサード**のちゅうしんてきそんざいは、**バラまど**などのおおきなまど、いんしょうてきなちょうこくぐんである。しばしば2つのとうがファサードをえんとる。*

[*へんしゅう*] *みろう*

*だいたすうのだいせいどうにはたかくてひろびろとした**みろう**がある。みろうのりょうがわは、**アーケード**をさかいにしてしたのがわろうとわけられる。ゴシックようしきのだいせいどうでは、みろうとがわろうのやねのたかさのさのぶぶんにクリアストリー(さいこうようだかまど)がせっちされ、そこからひかりがさしこむ。ハーレンきょうかい(どく、hallenkirche)のように、がわろうがみろうとおなじくらいたかいれいもある。おおくのだいせいどうはりょうがわにがわろうをもつ。パリの**ノートルダムだいせいどう**は2つのがわろうとチャペルのれつをもつ。*

*さいじょうぶのガラスぶぶんがクリアストーリ、まるいアーチのだんがトリフォリウム、そのしたにみろうのアーチがみえる*

[*へんしゅう*] *つばさろう*

*つばさろう**はだいせいどうのうでのぶぶんにあたる。しゅうどういんをきばんにしたイギリスのだいせいどうは、しばしば2つのつばさろうをもつ。みろうとつばさろうがこうさするぶぶんは**クロッシング**といい、うえに「fleche(ふつ)」とよばれるちいさなせんとうや**ドーム**、とくにイギリスではおおきなとう(せんとうはあったりなかったりするが)をのせていることがある。*

[*へんしゅう*] *ひがしおく*

*ひがしばたは、だいせいどうのけんちくではもっともたようせいをしめすぶぶんである。ないそうでは、ひがしばたにサンクチュアリがあり、だいせいどうのさいだんがせっちされている。*

  • *イタリア**と**ドイツ**の**ロマネスク**-ひがしばたはまるい。かぶはまるい**アプス**でじょうぶはかくばってハリダシているばあいがあるが、イタリアとドイツのロマネスクではありふれたかたちである。*
  • *フランス**、**スペイン**、**ドイツ**の**ゴシック**-ひがしばたはながく、アプスのはじはたかくアーチがくまれている。がわろうのひがしばたはこのアプスにせつぞくし、ひくいろうかや**かいろう**をかたちづくる。「**シュヴェ**」とよばれるチャペルがほうしゃじょうにつきだしているばあいもある。*
  • *イングランド**-ひがしばたのけいじょうはひじょうにたようである。いくつかはノリッジだいせいどうのように、アプスのはじをかいろうでかこっている。おおくのばあい、3つのチャペルがつきだしてさまざまなけいじょうをしめす。19せいきいぜんのイギリスのだいせいどうは、かんぜんなかたちではシュヴェをもたない。**リンカンだいせいどう**などいくつかはしかくいがけじょうのひがしばたをもついっぽう、ほとんどのだいせいどうでは**せいぼマリア**のチャペルがつきだして、げんみつなかたちはくずれている。ひくいかいろうがしかくいひがしばたにせつぞくするれいもある。*

[*へんしゅう*] *ないぶのとくちょう*

[*へんしゅう*] *みろうとがわろう*

*たてもののちゅうしんぶぶんであり、じゅうじのながいほうのうでにあたるぶぶんである。しんじゃのあつまるぶぶんは**みろう**という。「nave(みろう)」というようごは「ふね」をあらわす**ラテンゴ**からくる。だいせいどうはじんせいというあらしのなか、かみのみんをはこぶふねをしょうちょうしている。つけくわえるならば、おおきなきょうかいのたかいもくぞうのやねは、ふねのどうたいとおなじようにつくられる。*[1]

*みろうはがわろうによってりょうがわからほきょうされ、がわろうはアーチなどのはしらをさかいにみろうとくべつされる。がわろうのおかげで、みろうがしんじゃでいちはいになったときでもひとびとのうごきはさまたげられない。みろうとがわろうはないぶのかべをきょうかして、いしでつくられただいせいどうのたかいやねをいじする。*

*みろうのせっきょうだん*

[*へんしゅう*] *ないじんしょうへき*

*ないじんしょうへき(クワイヤ・スクリーン、ないじんしきりともいう)は、ちゅうせいこうきのきょうかいけんちくにいっぱんてきにみられるもので、**ないじん**と**みろう**とをわける。ないじんしょうへきのうえはこうろうとよばれるうえかいになっていることがおおく、そこにじゅうじか(rood)がおかれる。じゅうじかにはキリストのおおきなはりつけぞうがかかげられ、つうじょうはアーチのおこし拱(ききょう)てんのたかさにあわせてみあげるようにすえられる。こうろうにはかいだんからでいりがかのうで、ときにはせいかたいせきとしてもじゅうぶんなほどひろい。じゅうじかのわきにはしばしば、せいぼマリアやひじりヨハネのぞうがそえられる。**テンプロン**、**イコノスタシス**をさんしょう。*

[*へんしゅう*] *せいすいばん、せいしょだい、こうだん*

*みろうのせいたんにむかって**せいすい**ばんもしくはすいばんがたっており、そこでは**バプテスマ**(せんれい、しんれい)のぎしきがおこなわれる。ばんはいりくちにむかってせっちされるが、それはバプテスマがきょうかいのきょうどうたいへのにゅうかいをいみするからである。みろうのしょうめんをむいてたつのが**せいしょだい**で、そこから**せいしょ**がろうどくされる。おおくのきょうかいのせいしょだいはわしのかたちをしており、ひろげたつばさでせいしょをささえている。わしは**しとヨハネ**のシンボルである。みろうのせつびでさんばんめにじゅうようなのが**こうだん**であり、そこからくんわがとかれたりせいしょがよみあげられたりする。こうだんはだいりせきかきでつくられ、かんそなつくりのばあいもあればひじょうにせいこうなちょうこくがせっきょうをあらわすばあいもある。こうだんはしばしばつばさをもつだんせい、ライオン、おすうし、わしでかざられるが、これらはそれぞれ**ふくいんしょ**をかいたじんぶつの**マタイ**、**マルコ**、**ルカ**、**ヨハネ**をしょうちょうする。*[2]

*せいかたいせきとないじん*

[*へんしゅう*] *クワイヤ*

*だいせいどうでにばんめにじゅうようなくかくは、れいはいがおこなわれだんせいやしょうねんによるがっしょうたい(**せいかたい**)により**せいか**がうたわれるばしょであり、このぶぶんは**クワイヤ**(せいかたいせき、choir、コーラス)とよばれる。クワイヤはつうじょう、さいだんのあるサンクチュアリ(せいいき)とみろうとのまにいちし、ないじんのにしがわぶぶんにあたる。みろうのひがしがわぶぶんにおかれることもある。みろうからはそうしょくされたきやいしのたかいしきりでくぎられ、そのうえに**オルガン**がおかれる。うつくしくちょうこくでかざられたきのせきはストールとよばれる。**しきょうざ**はかならずこのくかくにいちする。*

*せいさんだい*

[*へんしゅう*] *サンクチュアリ*

*クワイヤのむこうはサンクチュアリであり、**せいたいはいりょう**のパンがほうけんのためさいだんやせいさんだいにおかれる。「サンクチュアリ(Sanctuary)」とは「せいなるばしょ」をいみする。げんだいのえいごで「sanctuary」は「ひなんばしょ」「やすらぎのば」といういみをもあらわすが、これはほかくをのがれたとうぼうしゃがここににげこむときょうかいのひごをうけられた(せいいきけん)ことからである。*

[*へんしゅう*] *せいしょくしゃせきとれいはいどう*

*だいせいどうのおおくは、サンクチュアリのむこうにさらにせいしょくしゃせきとよばれるくいきがある。ここでは**しさい**や**しゅうどうし**がこじんてきにきとうすることができた。しばしばだいせいどうのひがしばたにむかったいちにおおくのれいはいどうがふかされている。さいこういのものは、せいぼマリアにささげられた「レディー・チャペル」である。イギリスのしゅうどういんをきばんとしただいせいどうには、れいはいどうのあるだい2のつばさろうをもつものがある。*[3]

[*へんしゅう*] *ギャラリー*

[*へんしゅう*] *きゃくちゅう*

  1. ^ W. H. Auden, "Cathedrals, Luxury liners laden with souls, Holding to the East their hulls of stone"
  2. ^ T. Francis Bumpus, The Cathedrals and Churches of Belgium, pp.24-25
  3. ^ Gerald Randall, Church Furnishing and Decoration, pp.38-55

[*へんしゅう*] *かんれんこうもく*

*たのげんご*